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▮▮ 2018年度の活動のまとめ

活動の概要

 

・高知県生活協同組合連合会は2018年度、創立60周年を迎えました。周年行事として会員生協と連携して複数の協賛企画を行うとともに、記念講演会を行いました。また、2月22日には記念式典・レセプションを開催しました。

・前年に続いて7月14日、平和イベント「ピースアクションinこうち」を高知県生協連主催で開催しました。今年は、調律師矢川光則さんが守ってきた「被爆ピアノ」の演奏者を一般から公募し、演奏してもらいました。日常の中では当たり前の平和の尊さと音楽の楽しさをより身近に感じる事が出来たと参加者から高い評価をいただきました。

・7月6日には「2018協同組合デー高知県集会」の事務局団体として、協同組合運動の意義と協同組合の役割を再認識し、相互の連携と協力関係をさらに強めるとともに相互の親睦・交流を図ることを目的として開催しました。

・高知県文化生活スポーツ部県民生活・男女共同参画課との意見交換会では高知県生協連と各生協からの重点的な活動の報告、県からは消費者行政の取り組みや課題を報告、交流する中で生協としても協力できることが多いと確認し、その後にも大学や社会福祉協議会も交えた交流会を開催、結果的に高知県と県立大学が共催、高知県生協連も協賛したエシカル講演会を3月に開催する事に繋がりました。

・広報活動では、マスコミとの懇談会を今年度も開催し、交流する事で高知県内のマスコミ関係者とのつながりを更に強くすることができました。

・生協役職員の学習活動については6月に高知大学の岡田准教授を迎えて憲法問題について学習会を行うと共に、この3月1日には貧困や孤立の問題についてフードバンク高知やDV被害者などのシェルターを運営する青木美紀氏を招いて学習会を開催しました。

・子どもの貧困についてはこども食堂「えいや家」のサポート会員として支援も継続しています。

また、昨年起こった西日本豪雨災害については高知県生協連及び会員各生協で募金などの支援活動に取り組み、10月に高知県庁で募金の贈呈を行いました。又、災害対策委員会の話し合いも継続して行われ、今後、イオン高知を会場として防災イベントを開催する為の具体化を行っています。

・10月に西岡専務理事が厚生労働省より、消費生活協同組合法制定七十周年記念として厚生労働大臣表彰を受けました。

組織状況は、会員数は10会員で、会員生協合計の組合員数は281,262人、事業高は416億2千5百万円となりました。

 

 

1.会員生協の活動支援と交流をすすめ、共通する課題へ連帯した取り組みをすすめる課題について

(1) 2018年度の到達

① 会員生協の活動について取材等を行い、高知県生協連の月次報告書に掲載しました。また、理事会での単協報告による情報交流も継続して実施しました。さらに、次のような会員生協の活動の後援を行いました。

 (後援)ヘルスアップ60日(高知医療生協)

     チャリティ絵画展(高知県学校生協、高知県庁生協)

     

② 生協組合員対象講座として例年好評のテーブルマナー講座を、ザ・クラウンパレス新阪急高知フレンチレストラン「ベニール」において、今年も開催しました。

ランチフルコースを味わいながら、テーブルマナーについて学び、料理の美味しさとスタッフの素晴らしい接客に触れ、楽しい時間を過ごしました。

   ◆9月15日 生協組合員講座「テーブルマナー講座」   参加36人

 

③ 昨年大好評だった森林軌道跡ツアーを、今年はいの町吾北の後生楽(ごしょうらく)で開催しました。ガイド、地域協力隊の方々の案内で、手掘りのトンネル等、いにしえの軌道跡をたどりながら、紅葉も楽しみ、自然と遺跡を堪能することができました。

◆12月 1日 生協組合員対象レクレーション企画 「いの町吾北後生楽地区森林軌道ツアー」 参加17人

 

④ 社会や生活を取り巻く情勢を学習し、生協役職員のスキルアップ、地域の課題について考える場として、役職員研修会を実施しました。

◆6月27日 生協役職員研修会  高知会館

・「 いま、憲法について考えたいこと」

講師:高知大学人文社会科学部 准教授   岡田 健一郎氏

   参加 28人

◆3月 1日 生協役職員研修会  かるぽーと

・「フードバンク活動等の実践」

~緊急時のフードバンクの必要性と困窮者への食糧確保、子ども食堂への支援~

講師:フードバンク高知・高知あいあいネット 代表 青木 美紀様

参加 26人

 

⑤ 災害対策委員会を開催し、会員生協間での災害に対する取り組みの情報交流を図りました。また、会員生協の持つ組合員組織やネットワークを活用して行う地域との連携の実践としてこの間開催してきた「コープぼうさい塾」については、高知県生協連60周年企画として規模を拡大し、一般の方も参加できる形態としての開催を行うこととしました。年度内には開催できませんでしたが、2019年にイオン高知を会場として開催の準備を進めています。

  ⑥この間、こうち生協単協での開催であった平和イベント『ピースアクションinこうち』を、17年度から高知県生協連主催として開催しています。18年度も会員生協と協力して7月14日に開催しました。当日は国連での核兵器禁止条約締結にICANと共に取り組んだサーロー節子さんのノーベル平和賞受賞式での演説ビデオの上映と、受賞式典後のコンサートに参加した調律師矢川光則さんの「被爆ピアノ」の演奏等を行いました。今年は「被爆ピアノ」の演奏者を平和への思いというキーワードで公募させていただき、学生からプロの演奏家まで幅広い皆さんによる素晴らしいピアノ演奏が行われ、当たり前にある平和のありがたさと音楽の素晴らしさを感じてもらえるイベントとなり、多くの参加者から素晴らしかったという声を戴きました。

◆7月14日 「ピースアクションinこうち 平和の音色♪ようこそ被爆ピアノ♪」

      参加160人

  

⑦ 少子化の進行の中で各会員生協でも新卒採用に苦労し、経営課題としてもクローズアップされています。昨年に引き続いて会員生協合同での採用活動について話し合いを開始、3月13日、4月6日の合同就職セミナーに繋げました。

   また、今年度初めての取り組みとして事前に大学生に生協を知ってもらうイベント「せいきょう体験カフェ」を2月に高知大学、高知県立大学で開催しました。

  

 

(2) 今後の課題

① 引き続き生協役職員研修企画により、会員生協の業務力量の向上や人材育成を支援することが求められています。同時に会員生協職員同士の「コープぼうさい塾」のような会員生協間の連携した取り組みにより、地域社会での協同を広げていく必要があります。また、行政や地域の企業とも連携して取り組んでいくことも重要です。

② 情勢や地域社会の課題を学び、暮らしをめぐる課題に対して消費者団体として必要な地域での取り組みを会員生協、県内のNPO等とも連携し、進めることが求められます。

③ 発生率の高まっている東南海地震等、大規模災害発生時における対応力を高める為に、県連事務所のあるこうち生協との連携した対応について具体化する必要があります。

 

 

2.行政等への働きかけにより生協の活動条件を整備する課題について

(1) 2018年度の到達

① 10月24日、高知県文化生活スポーツ部、県民生活・男女共同参画課との意見交換会を開催しました。高知県生協連及び各生協からの活動報告を行い、高知県からは今後の消費者教育推進などへの協力要請等がありました。その一環として日本エシカル協会の末吉里花代表を招きした3月21日エシカル講演会&ワークショップ、3月23日のコープかもべ店での親子エシカル体験の開催について、高知県が主催、県立大学が共催、高知県生協連は協賛し、3者で準備を進めてイベントを成功することが出来ました。

◆「学ぼう!エシカル消費」 ~高知家のみんなにやさしいお買い物~ 

  3月21日 オーテピア   参加77人

◆「親子で学ぼう!エシカルなお買い物」 

3月23日 コープかもべ店 参加21人

 

② 10月25日、山口県で開かれた第34回生協・行政合同会議に参加しました。事例報告の後の分散会では高知、徳島の行政の担当者との地域課題について活発な論議を行いました。

  

③ 11月28日、高知市の「生活支援体制における協議体」に高知県生協連事務局が、医療生協、高齢者福祉生協と一緒に参加し、社会福祉協議会やNPO等の団体とともに地域での福祉活動についての交流と議論を深め、今後の地域での役割と行政との関係性を確認しました。また、四万十市では医療生協、安芸市にはこうち生協が「協議体」に参加しています。

 

④ 1998年に高知県との間に締結した災害時物資協定に関して、11月に高知県経営支援課と定例の懇談会を持ちました。協定の中身や市町村との調整等について確認すると共に中四国の広域BCPマニュアルや大規模災害発災時の物資の供給ルートや交通網や緊急車両等の交通規制等についても意見交換しました。今後も毎年懇談会を開いていくことを確認しました。

 

⑤ 10月30日、これまでの生協及び高知県生協連での活動に対して厚生労働省より西岡専務理事が全国の30組合、40名の生協功労者と共に消費生活協同組合法制定七十周年記念厚生労働大臣表彰を受けました。

 

⑥ 行政等からの委任を受けて各種の審議会・委員会に積極的に参加しました。

 

【活動実績】

・高知県食の安全・安心推進審議会

・高知県環境審議会

・高知県消費生活審議会

・高知県森林環境保全基金運営委員会

・高知県新食肉センター設備検討会

・JAこうち食の安全安心確保対策推進本部委員会

  ・農林業基本対策審議会

  ・農地中間管理事業評価委員会

  ・四国地方LPガス懇談会

  ・JA高知県運営委員会

 

 

(2) 今後の課題

① 行政との意見交換の場などを活用し、生協と行政等がそれぞれの得意分野を生かしつつ、地域社会の課題に対して一緒に取り組めることを見つけていくことが必要です。

 

② ひきつづき、高知市の「生活支援事業の協議体」に参加し、会員生協にフィードバックするとともに地域に生協として具体的に役立てるようにすすめることが重要です。

 

3.広報活動を強化する課題について

(1) 2018年度の到達

① 今年度も、マスコミ各社に生協のことを理解してもらう取り組みとして、マスコミとの懇談会を実施しました。新しい関係性も生まれ、会員生協とマスコミ各社とのつながりを深める機会となりました。

② 平和のイベント「ピースアクションinこうち」の被爆ピアノを中心としたコンサートの開催を発信、多くのマスコミを通じて高知県下に生協の平和活動をアピールしました。

③ 高知県生協連のウェブサイトに、高知県生協連の活動や会員生協の取り組みについての情報を掲載しました。

④ 季刊広報誌『高知の生協』を発行し、会員生協役職員、マスコミ、行政、他団体、他県生協連等へ年間4回配布しました。

⑤ 日本生協連の広報誌を行政の窓口や関係団体へ定期的に配布しました。

 

(2) 今後の課題

① マスコミとの懇談会については、より効果的なものにするために、開催テーマや参加者の層について検討し、開催後のフォローも必要です。

② 他団体や行政等への日常的な広報活動により、生協活動の認知を広げ、会員生協の活動環境の整備につなげることが求められます。

③ 生協組合員以外に対して、様々な媒体を使い、生協の活動や価値についての認知を広げる多面的な広報活動が求められます。

④ 「ピースアクションinこうち」は、多くのマスメディアに取り上げられました、今後は、より有効で効果的な広報を目指して、イベント時のマスメディア対応を強化していく必要があります。

 

4.地域の他団体との協力・連帯強化に取り組む課題について

(1) 2018年度の到達

① 7月6日の国際協同組合デー高知県集会は、協同組合の共通テーマである「人間らしく心豊かな暮らし」の実現のため、協同組合運動の意義と役割を再認識し、相互の連携と協力関係をさらに強めるとともに相互の親睦・交流を図ることを目的として開催されました。

記念講演『あなたの知らないフルーツの世界』

~協同組合とフルーツ~  講師:国際フルーツ協会代表 中野 瑞樹氏

実践活動報告『森林境界確定による集約化施業の進め方』

                    報告者:香美森林組合地籍調査課係長 田邊博昭氏

中野氏の講演はフルーツの良さとそれを活かしきれていない日本の現状、そしてフルーツの生産県である高知県や協同組合への期待などの興味深い話で、その後の協同組合間でのネットワークづくりや会員生協でフルーツの良さを県民に知らせるセミナーの開催にも繋がりました。

◆7月6日(金) 国際協同組合デー高知県集会

参加約99人

 

② 高知大学の地域協働学部の活動を促進する「地域活動推進会議」の会員となっています、今後は会員同士の交流や学生の受け入れなどを検討する必要があります。

 

③ NPO「GIFT」が運営するこどもの居場所づくり「えいや家」のサポート会員として、活動を継続して支援しています。また、医療生協が地域交流センター城北で、こうち生協が組合員募金を高知県子ども食堂基金に贈呈すると共にコープよしだ・かもべでそれぞれ行っている「こども食堂」への場所や食材の提供を行っています。

 

(2) 今後の課題

① 2019年7月19日開催される協同組合デー高知県集会については、地域の協同組合(生協連・JA・漁連・森連)の連帯を強め、今後のお互いの活動に活用していくことが課題です。

 

② 協同の精神を同じくするNPOや他団体との日常的な交流や関係づくりを、地域づくりの視点で深めていくことが課題です。

 

③ 昨年スタートした日本協同組合連携機構(JCA)の理念を高知県内でも具体化するため、他の協同組合と連携して研究していきます。

 

                                                                                                                以上