3・11生協がしたこと

県連には、時々、生協や消費者問題に関連したテーマの書籍を寄贈していただくことがあります。今回いただいたもののひとつが「だれかのためにできること 3・11生協の決断 その瞬間から日本中で動き始めた」(著者:山本明文氏、発行:商業界)です。

私も、事務局FMさんも一気に読みました。被災地で生協職員の皆さんがしたことをリアルに、でもとても優しく読みやすい文章で書いてくださっています。以前、みやぎ生協の方が、「今回の震災で一人ひとりが自分で判断して行動できたのは阪神大震災のときのコープこうべのしたことを学んでいたからだ」とおっしゃっていました。神戸で、東北で、あのとき、どんな状況のなかで、どんな判断がされていたのか、今後、ここが被災地となった場合でも、被災地に支援に行く場合でも、きっと役立つだろう、いえ、役立てなければいけないんだろうなあと思いました。

 

こうち生協さんの機関紙でも、みやぎ生協の組合員さんの被災体験談が連載されるようになりました。遠く離れた人同士が、生協の組合員というだけで経験を共有・共感し、これからの暮らし作りに活かすことができるって、生協のつながりというのはいろんな可能性をもっているなあと思います。

(SUGAR)