話題の食堂

 前月書いた「アメアガリの滝」に行ってきました。

 なかなか日程が合いませんでしたが、何とか行けるようになりました。

 大豊ICから大川村回りで約1時間。途中、今の時期雨不足なので、「水不足で、滝がなかったらどうしよう。」といらぬ心配をしながら向かったのですが、杞憂でした。きれいで雄大な滝でした。しばらく、見とれてしまいました。

 ついでに紅葉がきれいな定福寺にも行ってみようということになり、降りそうな雨を心配しながら、車を東に走らせました。

 その前に腹ごしらえをしなくてはと今話題の「ひばり食堂」に行こうということになりました。わたしは全然知らなかったのですが、とにかく量が多く、一人前が通常の三人前くらいあるということで、少ないものを食べなくてはいけないということを事前に学習しました。

 「ひばり食堂」は大豊町役場の国道を隔てた場所にあります。お隣が肉屋さんで、たぶんそこが経営しているだろうとのことでした。着いたのが日曜の昼時で、お客さんがいっぱいで、15分くらい待ちました。お客はよそから来たと思われる家族連れや地元も若い青年、お年寄りも結構いました。メニューを見ると、「ミニかつ丼」「ミニ牛丼」など「ミニ」が付くメニューが多くあります。お客さんの注文を聞いていると、「ミニかつ丼」という人が多く、若い方は普通の「かつ丼」を注文しています。

 わたしたちは5人で行ったのですが、そのうち3人は「ミニかつ丼」。肉も魚も食べないという人が1人いて、「焼うどん」か「オムそば」か悩んでいます。わたしはラーメンとカレーの両方が食べたかったので、ちょうどラーメンセットBというのがあり、ラーメンとカレーのセットみたいな感じでした。けど、「量が多い」ということが頭の中をよぎり、「食べきれないだろうな。」と思い、残念だったのですが、「しょうゆ野菜ラーメン」にしました。

 お客さんのほとんどが「ミニかつ丼」注文なので、「ミニかつ丼」はすぐに来ました。見てみると、量は普通の一人前。となりの席の方が普通の「かつ丼」を注文していたので、見ると

三人前くらいの量でした。

 わたしの「野菜ラーメン」は「少し時間がかかります。」と言われていたので、なかなか来ません。ミニかつ丼を注文した3人はもう食べ終わりそうです。そして、待ちに待った「野菜ラーメン」を見て、びっくり。丼に山のように盛られた野菜がわたしの目の前にやって来ました。「麺はどこ?」野菜をかきわけ、かきわけして、やっと底のほうに見つけました。

 とりあえず量を減らさなくてはと麺を底から引きづりながら、野菜も一所懸命食べました。「もうこれ以上は入らない。」と思っていたら、すでに食べ終わった「ミニかつ丼」を注文した3人のうち1人に「やっとこれで普通の量になったね。食べ残したらいかんよ。」と注意されました。「これ以上は無理。」食べ残すことがとってもいやなわたしは食べ切ることをあっさり放棄してしまいました。

 この話題の食堂でのできごとに、紅葉のきれいな定福寺のことはすっかり飛んでしまったわたしがいました。


                                                                                                           (bm)