球春到来

 2月に入り、プロ野球やサッカーのキャンプの時期がやって来た。

 ひと昔前までは高知県はプロ野球のキャンプのメッカだったが、いまや沖縄と宮崎ばかりで

 高知県では西武と阪神の2軍がやっているだけになった。確かに2月はまだ高知県では寒いので、選手にとっては暖かい沖縄の方がよいと思う。

 しかし、春野球場や高知球場はなんとかよそに流れるのを食い止めようと多額の費用を投じて、外野フェンスを伸ばしたり、施設の充実を図った矢先によそに持って行かれた。おまけに

オープン戦までなくなり、今は宿泊費や球場使用料を負担してまで、練習試合を開催している。関係者の努力には頭が下がるが、昔のような活気はない。

 しかし、一方であの”走る野人”と呼ばれた岡野氏がGMをつとめるガイナーレ鳥取というチームがお金はないが強くなるため、気候と設備の良い高知でキャンプをしたいと岡野氏自らが

新聞やテレビで高知県民に支援をよびかけ、キャンプにこぎつけ、昨日から4日間ではあるが

キャンプを行っている。100万円足りないので、ご支援をと訴えた岡野氏のよびかけに多くの方が賛同をしたという。

 逃げていくところに、多額のお金を使うより、岡野氏のように喜んできてくれるようなところに支援をするべきではないかと思う。


                              (bm)