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地域連携会議 とんからりん視察報告
下記のとおり土佐町の住民有志が運営する「とんからりんの家」を視察した。
記
1、日時: 2015年11月19日(木) 10:00 ~ 13:00
2、場所: とんからりんの家 (土佐郡土佐町田井 土佐コミュニティーセンター2F)
3、参加: 医療生協/ 今井専務、 福祉生協/ 曽我理事、 こうち生協/ 下元常務
県連/ 山下事務局長、藤平
4、目的: 住民参加で運営されている「とんからりんの家」を見学し、どんな形で運営しているのか学び今後サロン運営の糸口を見つけ参考にしたい。
5、内容: ■代表あいさつ 澤田美恵子氏
食事部部長あいさつ 森岡 浅子氏
■「とんからりんの家」取り組み概要説明 事務局 筒井京野氏
■健康づくり体操見学
・高知県生協連あいさつ 今井副会長
・健康づくり体操参加
・館内見学
■昼食
■交流会
6、「とんからりんの家」について(概要説明、交流会での内容)
・高齢者の皆さんに元気になってもらおうと開設して10年になる
・設立までの経緯
土佐町の社協によるボランティア養成講座に参加。
→ 土佐町での宅老所検討会に呼ばれる
→ 住民ボランティアによる高齢者施設運営を要請される
→ 役場や社会福祉協議会などと連携・協議しながらではあるが、事業内容・計画や施設の選定、広報活動、資金集め、利用者やボランティアの募集など住民自ら取り組み開設に至る(2006年4月開設)。
・活動は月水木金曜日(施設内にある図書館平日開館日)9:00~15:00に体操やゲームなどを行い、週に一度木曜日に食事会を開催。昼食のお弁当もボランティアにより作成。
・食事部、レクリエーション部、施設送迎部を設けており、事務局ともに全て住民ボランティアで運営しているが、送迎はできなくなり現在は社協の協力を得ている。
・運営ボランティアは毎月シフトを決めて運営している。ボランティアも高齢者のためいつでも休めるように事務局は毎日来るようにしている。各部1日3名。できる事をできる時にやる。
・運営委員23名、ボランティア24名(平成27年度総会議案書による)
・施設の設備は参加者自ら持ち寄ったり、手作りしたりと自分たちで作っている。
・住民たちが自主的に勧めているということで視察も多い
・10年の実績をみてもらえ町の方からも協力を得られるようになった
・会費は年会費1,000円(会員273名)、賛助会費5,000円(会員45名)米会員(会員2名)※、その他助成金、寄付金などが収入となる。
※ - 現金の代わりにお米2升を納める
・利用料は昼食をして一日過ごす場合は600円。体操のみは無料。
・完全無料も検討したが、それでは続かないとの意見があり会費をいただいている。年度末収益があればボランティアに還元。ひとり数百円だが励みになっている。
・1年を通して、講習会や出前講座、実習生受け入れや、視察など様々な活動をしている
・健康に力を入れていて対象の参加者が多い。
・ボランティア、参加者ともに人数が減少傾向。男性の参加が少ない。
・一日の流れ
9:00 オープン(血圧測定をしながらゆっくり)
10:30 健康体操(てくてく体操・リズム体操など )
12:00 昼食
13:00 おしゃべり・レクリエーションなど
14:30 おやつ(ボランティアの手作り)
15:30 終了
7、感想
・体操の体験もしたが、ペットボトルや重りなど使用するなど、なかなかハードだった。みなさん毎日されているだけあり動きがスムーズだった。
・声も出ており、楽しそうに生き生きとされていた。
・運営委員さんのたっての希望により利用可能となった元土佐町木の博物館「木遊館、樹華夢」を施設として使用しており、温かみのある雰囲気である。
・運営委員さんの努力とボランティアさんの協力の賜物だと感服し、こんな施設のある土佐町が羨ましく思う。
・こういう事を始めるには、場所やお金ももちろんだが、人が一番必要だと感じた。
以上