会員生協探訪記 34
2012.2.25(土) 【高知県学校生協】
第3回 学校生協退職予定者セミナーが開催されました。
年度の終わりが近づいてきました。学校生協では、この時期に退職する予定の先生方や学校関係者の皆さんを対象としたセミナーを行っています。今年は2月25日(土)にコンフォートホテルにて開催されました。このセミナーは、理事に就任された現職の先生から現場からのニーズとして提起されたことを契機にスタートしたそうで、3年目となります。
今年のセミナーでは、最初に、労働金庫のライフプランアドバイザーを講師に「年金でいかに暮らすのか」について学びました。退職時の社会保険制度を移行するときのポイントもいろいろあるようです。
今年のセミナーでは、最初に、労働金庫のライフプランアドバイザーを講師に「年金でいかに暮らすのか」について学びました。退職時の社会保険制度を移行するときのポイントもいろいろあるようです。
一方で家計支出はそれほど大きく減ることはありません。夫婦2人で老後を豊かに生活するとしたら月25万~35万は必要になってくるけれど、年金だけでは不足がちで、自分でも老後の資金を構えておく必要もあるそうです。長い老後のための資産運用についての知識も大切ですね。セミナーの後半では、保険会社より現在加入の団体保険の説明や、個人年金保険お話がされていました。ポイントとして日本の国債を超える利率の商品はリスクが高いそうです。企画を担当されている学校生協の氏原さんは、「退職後のくらしに備えるためには、本当は退職の直前では間に合わないこともあるんですが・・・。これからの課題でもありますね。」と話してくださいました。
セミナーのもうひとつの狙いは、退職される方に、継続して利用していただくことのメリットを知っていただくことだそうです。保険をはじめとして、生協指定店や物販の利用など、退職後も基本配達無料で便利にご利用いただけたり、高知では入手しにくい独自の商品もあり、学校生協への加入を継続される方が多いそうです。現在約1万2千人の学校生協組合員のうち、約4千人が退職者だそうで、学校を退職してからも、生協の仲間のつながりが続いていることが素敵ですね。
(S)