コープ葬祭見学会に医療生協の健康チェックがコラボ

 こうち生協・高知県学校生協・高知県庁生協の共同事業『コープ葬祭』は今年５年目を迎え、昨年度は175回の葬儀を執り行ったそうです。その『コープ葬祭』が年数回行っている見学会が先日の日曜日、高知市の「ベルモニー知寄」で開催されました。昨年9月に野市での見学会にも伺ったのですが、今回は高知医療生協の健康チェックもあり、県内会員生協４生協が顔をそろえるということでお邪魔することにしました。

 葬儀会場に平服で訪れ、笑顔で出迎えられるのは不思議な感じですが、敷居が低くなり身近に感じることができます。見学会スタートして間もなくして行ったのですが、すでに12 時から始まる人形供養祭の人形が持ち込まれていました。

 展示場には祭壇や棺桶、骨壷など葬儀に必要なものや仏壇などが展示されていて熱心に質問されている方もいらっしゃいました。

 前回もあった、お菓子や、お酒のワンカップの形がリアルなろうそくにはみなさん興味津々で「私はこれを供えてほしい！」「お父さんにはこのワンカップ全種類やね」と覗き込んでいました。ココアやメロンのキャラメルの箱に入った線香はココアやメロン色をして匂いをかぐと甘ーい香りが漂っていて楽しくなります。  前回より種類も増えたようで、これから益々面白いものが出てきそうです。 

 午前の企画にコープ葬祭参加企業による、『役に立つお葬式講座』があり、葬儀に関しては全く無知の私は受講させていただきました。「ベルモニー葬祭」さんは、葬儀に必要な費用のとこを中心によくあるトラブル例などをお話してくださいました。簡素に「家族葬・密葬」をと思っていても人によっては費用の面や後々にかえって大変になることがあると教えていただきました。

 次に「乾（いぬい）仏具店」さんから仏壇の置き場所や向きのことなど、仏壇に関するよくある質問を軸に講義がありました。提灯のお話もあったのですが、縦長でヒラヒラの付いた『灯籠』って高知県独得のものだということを初めて知りました。 最後は「石材振興会」さんのお墓の話でした。四十九日までの準備について説明していただき納骨前の掃除の大切さなどを教えてくださいました。

  どの方も、分かりやすく丁寧にお話しくださり興味深かったです。何人かの方がウンウンとうなずきながら話を聞かれていました。

  その時にならないとお世話になることがなく、その時だとバタバタしていてゆっくりお話を伺い検討する時間もないことでしょう。祖母の葬儀を思い出し、両親やおじおばが「あれがいると。」「これがない!!」とバタバタと準備をしていたのを思い出しました。祖父母の時の場合は、慌ただしい準備の横で座っていれば良かったけれど、これからはそうはいかない場合が出てきますよね。何も分からず、オロオロと慌てている自分が目に浮かびます。かと言って事前に個人でお店に行って下見するのも、何を見たらよいのか、何を聞けばいいのか分からず終わってしましそうですし、購入すると決めてからでないと この手の店舗にウインドーショッピングしにいくのも気がひけますから、こんな講座があるととても助かります。

 いざという時に業者の言いなりにならないためにも（良い業者さんばかりとは限りませんから）、名を明かす必要もなく、しつこい営業の心配のないこういう機会に参加してみることは、とってもお勧めだと改めて思いました。

 正午からは、毎回好評の人形供養が行われていました。今回も90組余りの方々から人形やぬいぐるみが持ち込まれ、供養祭にはお子さんの姿も見られました。

 この後には、都合があり参加はできませんでしたが、フラワーアレンジメントの講座も控えていました。

 マッサージチェアーの見本もありましたが、その座り心地に感動してしまいました。マッサージチェアーも進化しているんですね。値段も、実家にあるものの2/3程度。とても魅力的でした。

  後に、医療生協の健康チェックをしてもらおうと改めて行くと、午前中で終りだったそうで、すでに片付けられていました。体脂肪と血圧検査をしてもらえたそうです。残念...。

 次は７月２８日に南国市で開催されるとのこと。また、色々な企画が練られているようです。ぜひ、気軽に覗きに行ってみてはどうしょう。組合員さんでなくても参加できるそうですよ。

  葬儀がぐぐっと身近になるかも知れません。

（Ｆ）