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「コープぼうさい塾~わがまち減災MAPシミュレーション」開催報告
2014年1月21日
高知大学と高知県生協連の共催で、「コープぼうさい塾~わがまち減災MAPシミュレーション」を初めて開催しました。これは、昼間に大規模な地震が起きたときどう行動するかを考え、「自分自身を守ること(=自助)」「ともに助け合うこと(=共助)」の大切さを学ぶワークショップです。
高知県生協連の災害対策委員会を構成するこうち生協、コープ自然派こうちセンター、高知大学生協、高知県学校生協、高知県庁生協、高知県高齢者福祉生協、高知医療生協が、主として高知市朝倉地域に居住する組合員や職員に参加を呼びかけました。また、高知大学に設置されている災害対応ワーキンググループに参加している大学生も参加しての開催となりました。
参加者はグループに分かれて、まず、自分の住んでいる町の地図に避難場所や病院、高齢者や援助の必要な人、主要な道路や河川、昼間に若い人の多くいる事業所や学生アパートなどを書き込みました。そのあと、災害発生後の地域の被災状況のイメージを共有しながら、安全な場所への避難行動について地図上でのシミュレーションを行い、「自分と家族は安全な場所に避難できたか」「地域の中で支援を必要としている人たちはどうなったか」などを振り返りました。
シミュレーション後には、非常用食品の調理体験・試食をしました。災害用に市販されている食品の試食のほかにも、ポリ袋を使った炊飯体験では、高知大学構内を流れる水路から加熱用の水を汲んできて使用したり、ツナ缶を使ってランタンを作るなどの体験も行いました。
参加者からは「地域をよく知っておくことの大切さを再認識した」「大学には若い人が多いので災害時には大きな力になると思う。日頃から地域とのつながりを作っていってほしい」「他の生協の皆さんと、ひとりの市民としてどうするかを考えることができた。どこかの避難所で一緒になることもあると思います。その時協力がスムーズにできるのでは」などの感想が寄せられました。
【共催】 高知県生活協同組合連合会 高知大学
【開催日時】 2014年1月21日(火) 午後2:30~5:00
【開催場所】 高知大学朝倉キャンパス 学生会館 高知市曙町二丁目5番1号
【参加者】 生協組合員、役職員、高知大学職員・学生等 約50人
【対象地域】 高知市朝倉地域(高知大学~大谷団地)
【進行】
開会
企画の目的とスケジュールについての説明
アイスブレイク、ウォーミングアップ(震災の記録DVD上映)
地図作り
災害発生から避難までのシミュレーション
ポリ袋炊飯
グループごとに感想の交流・グループ発表
非常食の試食、ツナ缶ランタン作り
地域の防災士さんからのお話
まとめ・閉会
以上