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高知県生協連役職員研修会「憲法学習会」報告

  2014年3月26日(水)

 憲法改定や集団的自衛権を解釈変更の動きがあるなか、、憲法をあらためて学ぶため、高知県生協連の役職員研修会と位置づけて参加した憲法学習会が男女共同参画ソーレで行われました。「日本国憲法の原点と現点~植木枝盛の土佐から問う~」と題された講演会は講師に早稲田大学大学院教授の水島朝穂氏を招き、憲法は「権力者から国民を守るものとしてある。」という立場からの話がされました。

「日本国憲法は決して押し付けられたものでなく、先人たちの努力の結晶である。憲法の非武装は 原爆を受けた体験から、20条におよぶ人権に関する部分は特高など国民が受けた人権蹂躙の体験から生まれた。」「土佐が生んだ植木枝盛の草案を鈴木安蔵が発見し、憲法研究会の草案の人権の部分に盛り込み、それが日本国憲法にも採用された。」など日本国憲法が生まれた背景や逸話などを紹介されました。

最後にこれからは「護憲」ではなく「立憲」という立場が重要になっていくということを強調されました。

 

▲ 講師の水島氏
▲ 講師の水島氏